手紙

永遠を確かめる

そんなものに執着はしていなかった

永遠なんて今その人が抱えている幻想

認知してしまったら永遠を探してしまう

そうなってしまった


見つけても

もし相手が永遠の優達を持って居なかったら

消えていく今世の優しさ

どうしよう


永遠を持っている人

いたとして

その自我の目的があたしと噛み合ってなかったら

永遠を責め続けるだろう


同じ事が繰り返されているジレンマ

あの時特別扱いされたデジャブ

どちらもその瞬間にあなたはいた

あなたは足りないなら与えてくれると木ノ実を食べさせ続けたけれど

木ノ実の味は夏の風を知らせてくれる風鈴と一緒に居心地いい世界にしてくれた


でも誤算があった

独り占めするための代償が


そしてまたさらに誤算があった

君は誰よりも現実を受け入れて、何度もうなだれていたという事

多分様々な事を諦めてきたと思う。

諦めないと君は自分を保てないから。

あたしに関して諦められなかった理由を紡いで欲しい。

君の自我が納得するまで話し続けてくれたら君は永遠の眠りにつけるのかな。


我慢が出来なくなり独り占めをしてしまい、鳥が運んでくる手紙みたいに想いを心に溶かし始めた。


ごめんなさい。


きっと距離を計りながら、手紙はまだポストの中にいれとく。


だって君はもう永遠に何度も涙しているだろうし。

便箋に君の気持ちをいつか書いてあげるね。