ユートピア

終わらない日曜日の昼間に目が覚めてしまった

君たちは刻な迷いから覚めないまま

 

理想郷までの道のりの途中で誰かの手に触れる

触れられた瞬間我に返ったの

 

起きても誰もいない部屋の片隅で

あなたがくるのをひたすら待った

待つのは悲しい

待つって感情を誰か奪い去ってくれないかな

もういいでしょう

 

ユートピアをこの身体に印として

いつも参考にするのはあの人がくれたメッセージ

好きか好きだったかなんて、そんな事言ってる時点で大好きに決まってるでしょ

ユートピアの壁にずっと書き続けている好意に促すあの日のうなずくような振る舞い

あの人のように振る舞えなくて、讃美歌に全身を預けた

 

宣教師から貰った水は全身を巡るようで

こんなに巡ってきたのに、また、ここに

 

君に会えなくてもいい

強がりとかじゃない

君を認知してもいつかそこに無かったように散ってしまうなら

矛盾を言う、君に会えたなら他愛もない話しで愛を胸に射てあげよう

報いる停滞ずっと心地よい温度のままで

 

独裁的な面影、そんなの一人ひとりの趣向だから止めない

徹底されているしぐさ

あなたがあたしの傷口に触れるたびにそのしぐさを好きになっていく

気付かないふりなんてださくていけてる

やっぱり離れられないナヒチトズラユというばればれなしぐさ

華をいけてあげるその手にそっと

 

 覚めない全てにうなだれる今日

あたしのみぞ知る正解に健常の報いを賛美を

世界は真っ当に行く筈だった

世界は健全な企みを理想郷に

おかしいだなんて、じゃあ何処がおかしいか説明してみて

ずっと理由を聞いてあげる

夢の中でもずっと理由を

話し続けて

眠れるまで

終わらない日曜日

ちょっとだけでも覚めてくれれば