鳥が先

あなただけに想いを飛ばしたいのに

空を見上げても全然届いていないロケット花火

それならベランダで良い道筋を確認している少年に身を委ねたくなる

そうじゃなくてロケット花火を買う事から始めてないから届かないの

忘れすぎて混合してしまった泥水にまた何かが加わるのはとても悔しい

1滴垂らせばまた色が変わってしまうのは、そんなのは悔しい

変化が無いものも変化が無いと気付いた時点で変化をしてしまう

その微量たる1滴でも見過ごしたくないから全てを消し去って忘れる事を促したい

あなたの想いは見過ごしたくないのに

いつも手をひかれるたびに変わっていく景色にさらに届かなくなっていくのを自覚する

変わらないものそんなの無いよ

認知した時点で様々なものは変わっていく

電車に乗れば自分も動いていくから電車を拒み続けた

それと慣性の法則を理解していない人と話すのが疲れたから拒んでいるの

卵が先か鳥が先かなんて鳥に決まっているじゃん

そういうのは別に会話なのに君からのキスも拒んでいくフェルの便箋

あたしが行く所は幼い頃から知っていたのにいつも疑問に思っていた

受け入れるのはヨーロッパの優しい心を持ったビザを書き続けている人達

雰囲気に流れない存在し続ける地球儀

空を見上げれば空に簡単に手が届きそうな気がして

届きたい所はそこではなく大好きな人の手の中なのに

 

 

教室

宝物を探すためにリスクを背負ってまでも砂場で汚れていく人を、放課後の教室から眺めていた

教室は誰もいないため静寂さが耳にまとわりついて妙な感じがするのでイヤホンで耳を埋めていた

心の隙間はあなたにしか埋められないと分かっていた

急に重低音の気配を感じてそちらに足が動いていく

優しく包むメロディ、あの日の面影の想いを黒板に書き殴った。

 

測るのは脈の音とか周波数とかそういうのじゃなくて

ただあなたが好きだって思いだけで

体温計だってもう測れないぐらいの想いに達していると思う

ヘテロダイン以上の数値

 

黒板に書くのは勿論油性ペンで

「ごめんなさいではすまないよ」

そしてその上に

「めちゃめちゃ好きになってごめんなさい」

忘れられない裏声を想い出して黒板の下でうなだれて、油性ペンをかじってこの時のあたしを耐えたの

 

1年もずっと一緒にいて統計的に大事な所を聞いてこなかったのは君くらいだよ

黒板に書かれた文字はきいちゃったんだけれどな

「それって黒歴史になるから消した方がいいよ」

なんてもう消せないように自ら油性ペンで書いてしまった

科学者さんもっと消せないペンを発明してよ....

 

教室の窓から捨てた数々のプロフィール帳

だって頭の中にいれているし、作ろうと思えば作れるから

 

歪んだものを立て直す作業は疲れない

自分の中の基準を変えていけば世の中が楽に見えてくるのに

それでも諦めきれてない完璧な返答

虚ろな目で言いたげな顔しているならはっきりと何かしら意思表示したら

 

スペクトルが見たいわけじゃない

あなたとスペクトルを共有したいって事

それより価値のある2次元で君の完成系

それより価値のある2次元で君の未完成

ただあなたの手に触れたい

 

教室から眺める光景が変わる日が来なかった

消えないペンを探しに席を立つ日をいつも図っていた

窓の外の風景を見るのが心地よかった、風が肌にあたるのを感じていた。

いつか風の音にさらわれるあたしに何故

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西洋美術

「後2分だけ許して」

 

黙ってうなずいた去年の今日。

西洋美術に関しては100点を取ってしまった。

 

振り返るフォルダの音源が無かったかのように掻き消していく

上書きするのは、あの日好きだった人

でも消えない刻な現実はそこに存在するまま

ずっと想い続けているそのままを保存していく今日

 

ヨーロッパの冷静の中のまともに触れて将来に嬉し涙した

こんな話しがあるの

感覚が無くなってもずっと尊重して好きでいてくれる人がいるって

砕けて言えば安定が

 

大好きなあの日に触れた毎日とまだ一緒に遊んでいるの

何処に行くの=何処へでもあなたと行くよ

 

 

オーロラの気分屋に付き合っている人の思想を20文字でまとめて。

一瞬の視界にはいる快楽はそんなに気持ちいい?

そこはあまり理解が出来なくて、一瞬の快楽が100000000000とするなら永遠の快楽100に身を委ねる方があたしが思うに良いに決まっている。

その場の快楽には興味がないの

と言う自分がいる。

先を見越した永遠の快楽にいつも手を伸ばしている

あたしの視界は星よりも奇麗なあなたで埋まっている

 

鈴虫が鳴く声を今年も聴いた。

あなたが泣く声も今年も聴いた。

あたしにあなたは何を聞いた?

あたしに何も聞いてないでしょ?

 

 

だからあたしはあなたに問い続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その答えはあなた自身と対話しようよ。

言う言葉に戸惑いを見せる表情も大好き。

あなたがいなければこんな感情にならなかったのに。

でもあなたは目の前に。

どんな表情だって奇麗だから脳内に保存していくね。

 

 

 

結局ポーの一族定義。

 

 

 

 

いつだって効かない麻酔は責められるあなたを何処かへ連れ去っていく。

処方箋に書かれている文字がゲシュタルト崩壊する日が来ない

はっきりとこの目に焼き付けていくお薬り

それはあたしを何処かへ連れ去っていく

 また気付かないふりをするかもしれない。

 

 

 

今回西洋美術のテストを受けたら70点くらいかもね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユートピア

終わらない日曜日の昼間に目が覚めてしまった

君たちは刻な迷いから覚めないまま

 

理想郷までの道のりの途中で誰かの手に触れる

触れられた瞬間我に返ったの

 

起きても誰もいない部屋の片隅で

あなたがくるのをひたすら待った

待つのは悲しい

待つって感情を誰か奪い去ってくれないかな

もういいでしょう

 

ユートピアをこの身体に印として

いつも参考にするのはあの人がくれたメッセージ

好きか好きだったかなんて、そんな事言ってる時点で大好きに決まってるでしょ

ユートピアの壁にずっと書き続けている好意に促すあの日のうなずくような振る舞い

あの人のように振る舞えなくて、讃美歌に全身を預けた

 

宣教師から貰った水は全身を巡るようで

こんなに巡ってきたのに、また、ここに

 

君に会えなくてもいい

強がりとかじゃない

君を認知してもいつかそこに無かったように散ってしまうなら

矛盾を言う、君に会えたなら他愛もない話しで愛を胸に射てあげよう

報いる停滞ずっと心地よい温度のままで

 

独裁的な面影、そんなの一人ひとりの趣向だから止めない

徹底されているしぐさ

あなたがあたしの傷口に触れるたびにそのしぐさを好きになっていく

気付かないふりなんてださくていけてる

やっぱり離れられないナヒチトズラユというばればれなしぐさ

華をいけてあげるその手にそっと

 

 覚めない全てにうなだれる今日

あたしのみぞ知る正解に健常の報いを賛美を

世界は真っ当に行く筈だった

世界は健全な企みを理想郷に

おかしいだなんて、じゃあ何処がおかしいか説明してみて

ずっと理由を聞いてあげる

夢の中でもずっと理由を

話し続けて

眠れるまで

終わらない日曜日

ちょっとだけでも覚めてくれれば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハチャトリアン

エレクトーンの響き、嫌いじゃないむしろ大好き

あなたの泣きさげぶ音響の響き

いつも傍にいてあげたかった

リズムが包み込んでくれるオブラート

もっとぐいぐいきていいんだよ

 

肩書きなんて、そこで好きになられたって

音符を駆使している通りすがりのある人は

地平線を眺めながら名も無い金剛に音符を加える

著作権、何百年たったから無効だよ

あなたが行くところは向こうだよ

 

覚束ない足を笑われたって

ハチャトリアンの創ったうた、何回聴いてもその時の光景を想い出す

「いなくなった少年が、また覗いてこっちを見ている」

何も無くても、何も出来なくても君の痕跡を辿ればオアシスにでもいける

オアシスという幻想

「またね、また近いうちにね」

そう言って去っていく後ろ姿に包み込む健常の線を

 

ここはきっと海と砂漠の狭間

ずっとあたしを見つめていたのはアイルランドの歌声

 

雲が繋がっているなら、雲にまたクレパスで色を塗って同じ色を堪能できたら

官能的な身体の演奏

だから泣き叫ぶ音響にまた音を足す

「近いうちって、あなたにとって近いのは数十年後」

待てるよ。

早く正気に戻って、あたしを射止めて。

 

 

 

 

不思議の

コップに注がれるあなたとの歪んだ血液

最後まで飲んでくれたのは、いつかの幼かったチェシャネコ

 

背が伸びるにつれて下と上の感覚が麻痺していった

距離が分からないまま手をつないで歩いた昔の恋人との道

華は満ちていき何もかもが新鮮に思えて

あなたの目を見るたびに吸い込まれていった

 

ここはベットの上

何を食べたんだろう

クッキー、角砂糖

いつか食べて叱られた記憶がある

早くいかなくては

 

階段を登っていく迷路

煙に頭が困惑して視界は指でなぞるように

迷路の左の方にいき心臓を確認してティーカップで休憩

女王様の笑顔

全部本当に感じたガラス越しの手合わせ

 

100回以上見た同じ光景

でも何故か煙を焚かれるシーンだけいつも違うの

テープを巻き戻しにしても次再生する時にはそこだけ

ガラスはいつも壊れそうで壊れない

「それってもう壊れてるって事だよね」

その言葉が嬉しかったり

 

誰かが言っていた他人事のような口裏わせ

早くいかなくては

「目はまだ醒めないの」

聞こえてくる遠くからの声

それに返すのは

「目はまだ醒めないの」

 

まだベットの上でつぶやいている

窓を眺め角砂糖をかじりながら

 

 

 

 

 

 

 

 

見えてるもの

心につけたクレパスの全部の色

それを全部塗りつぶした幼少期

いつからか白と黒の狭間を探している

完璧な返答の脳が確信的な色


あたしが赤だと見えていても白と黒だったりする

あたしが白と黒のと見えていても赤だったりもする


好きな人が視界に入ればそれが見えているという事

それでいい


天文学の人が言っていた

「自然を断定する事は難しい」

だなんて


自然は自然に存在するという事実は断定出来るから、難しく無いんじゃないのかって


自然でも不自然でも好きな人の様々な表情は嘘がつけない学生と接して自然と調和出来ているみたいで自然に触れているんだなぁと思う

そこに完璧なんていらない

完璧を手にしてもいつかは様々な色でまた白と黒にしてしまいそうで


あたしと一生の誓いを交わすなら終わらない完璧な日曜日の夜を持ってきて欲しい

月曜日はもう宝箱に入れて鍵を無くしてしまいたい


40.70それもいい

ただ0か100にしないと傷付く心に背いていかないといけなくなる

テストの点だって0か100だと嬉しかった

ここにいるならば


天文学の人が言ってた

冥海を教科書にいれましょう」

なんて


別に他の星で会えたって


ここの星で会えたら0点だって100点満点をあげてしまう

でもいつか0点をつけるかもしれない


100点なんてその人自身の自信の在り方


その時は

「全ては狂気で溢れてるから」

と言って目に見える普遍に背いてしまう


健常、普通の人はいないのかもしれない。



手紙

永遠を確かめる

そんなものに執着はしていなかった

永遠なんて今その人が抱えている幻想

認知してしまったら永遠を探してしまう

そうなってしまった


見つけても

もし相手が永遠の優達を持って居なかったら

消えていく今世の優しさ

どうしよう


永遠を持っている人

いたとして

その自我の目的があたしと噛み合ってなかったら

永遠を責め続けるだろう


同じ事が繰り返されているジレンマ

あの時特別扱いされたデジャブ

どちらもその瞬間にあなたはいた

あなたは足りないなら与えてくれると木ノ実を食べさせ続けたけれど

木ノ実の味は夏の風を知らせてくれる風鈴と一緒に居心地いい世界にしてくれた


でも誤算があった

独り占めするための代償が


そしてまたさらに誤算があった

君は誰よりも現実を受け入れて、何度もうなだれていたという事

多分様々な事を諦めてきたと思う。

諦めないと君は自分を保てないから。

あたしに関して諦められなかった理由を紡いで欲しい。

君の自我が納得するまで話し続けてくれたら君は永遠の眠りにつけるのかな。


我慢が出来なくなり独り占めをしてしまい、鳥が運んでくる手紙みたいに想いを心に溶かし始めた。


ごめんなさい。


きっと距離を計りながら、手紙はまだポストの中にいれとく。


だって君はもう永遠に何度も涙しているだろうし。

便箋に君の気持ちをいつか書いてあげるね。