凝縮

途端に視界に入り組んできたあなたに

一文字じゃ表せられないのでその他の表現法を探している

でも結局はその一文字にしか過ぎない

そんなの過ぎて行っていいし見送る事もしない

凝縮された中に想いが沢山出来て

”その凝縮された中”に沢山の以降に繋がる表現法が出来てくる

それを表したくて今日も前を向いて全てを練って言葉を探している

あたしは一文字で表されたらそれは怒るから沢山の言葉で表してほしいとか

あなたも一緒の想いなんじゃない

好きには理由はいるよ

分からないけど好きなんてそれだったら誰でもいいじゃん

誰でも良くないしあなただから手を伸ばし求めている

届く先は分解を絶対にしない決まった個体

歯止めが聞かなくなったダイアグラムを一緒に守っていこう

普遍に涙しながら

あなたはどういうしぐさで宥めてくれるかな

速度を計る音を確認するたびに合わせていく何かに戸惑ってしまう

あなたは歩く速さも一緒なのかな

いつも見ているのはこっちからみた世界地図のずっと左の方

あそこの空気とか温度とか正しい言葉とか考えている未来とか大好き

少しだけ寒さに凍えてしまったとしても居る人が温かいからそれで調和されていく

あなたとの気持が調和される時間帯に迎えに来てくれる?

 

 

 

 

少し憂鬱な時に書いている文章

朦朧としていく視界の中に理想像を組み立ててここに無理やり存在させる

遠のく意識に誰もいなかった

 

執着もそんなにしないし縋りついたりもしない

縋りつく状態と場面にさせる人なんて一気に興味を失せる

 

基準がここならば頬をここに寄せてもう起き上がるのを

誰かの言葉が同心だとしてもその言葉だけであって

全部の言葉が統一したなら振り返る事なんてしないのに

本当はその人が感じていない最高傑作を何度も確認している

事例の引き出し

身代りの写真

語りかけるような日付

引き出しの鏡

続いていく音源

何処に行ったんだろうあの日の約束

その約束だけ叶えたらもう全ては全部安堵するから身を完全に頬り投げる事だって出来るのに

一緒に結果を砕きながら全てを飲みこもう

何錠結果が必要だなんて見つけてしまったから

 

こんな状況は限界だし監視とか管理とか本当大嫌い

人権は誰にでもあるって

じゃあ早く人権を持ってきてよ

何故あたしなの

お願い人権を下さい

平凡とか平凡とかそういうのが好みなのに

正当化して分かって貰えるのはまともな感性を持った人達

いなかった

権力には逆らえないなら君達誰も守れないと思うよ

君達がやっている残酷な事を自覚して早く辞めて欲しい

誰がえらいとか誰がしなきゃならないとか

そういうの疲れた

こういう状況で歩んでいくなんて相当な無理がある

精神状態も健康も本当はいつも限界なのに

人を本当に好きになるってそういう事じゃない

この部屋そして状態で目を覚ますという事は死なないで生きてそして感情を殺しながら生きてと促されているようで

アイフォンも茂みの中でバキバキにしたい

そういう事であって本当そういう事であって

もう誰も触れられなくなったようで

 

幼い時から誰かに頼るなんて発想が無かった

ますます消えていった

今世もこうやって感情が消えていくんだろうと

こういうのは一時期の感情

この一時期のあたしを葬る事でしか自分を保てないでいる

 

明日も「元気?」って昔からのようにあたしの心の中で呼びかけていくんだろう。

そう想いながらカーテンを眺めて外の天気を確認するタイミングとかお風呂に入るタイミングとか。眠たさでベットの上で戯言を言いながら安心につく。もうちょっと、もうずっと、夢の中にいさせて。

 

 

 

 

 

 

 

整理がつかない

事前準備をいつもしていたつもりなのに

以前中止になった事をまた忘れていたのかな

決行されてもその蟠りは引きずっていく

見えないふりなんて出来るわけない

それは見えているんだから


この視界につもっていく濁りの塊は忘れていたふりをしていたのに

心の小さな部分を他の人が受け入れても

それに伴った生暖かい言葉をまだ信じられなくて、信じるつもりも無くて

心の小さな部分があり続けるなんて

目を背ける事をすればするほど縮小していく本音を誰が飲み込んでくれるの

「そのコーラ何円?」


失敗という建前で凄く元気になれたり

失敗という事前準備の言葉でそれで大丈夫だからと包んでくれた優しさがまだ忘れられなくて

早く忘れないとお互いのためにならないのに

きっと快楽に身を壊す暗示はどちらも受け取った筈

そもそも触れていない

バーチャルな世界が本当に感じたならそれはもう本当だと


オルガンが包んでくれる音楽構成の優しさ

そこに身を委ねながらあの日泣いた記憶が最初に来て欲しい

そこにあなたは確かにいた


何度も見過ごしていく感情

整理がつかなくてあなたに託した思考回路の一部

感情が麻痺していくたびにまた強い麻酔を打っていく

相手に託したものは相手の見えるものだけの満足

修復でいつも壊れていないように取り繕うばなりなのに


フォーレを口ずさみながら

ただ口ずさむだけ

0を知るたびに悲しい現実を突き放しながら

日曜日の夜を泣きながら抱き抱えて嗚咽しながら抱きつく方がニュアンス的に分かる大好き


1から100よりも0から1の方が遥かに難しいのに

どちらをあなたは選ぶ?


「全てを忘れても僕だけは君を愛してる」





個人テスト

歴然としている事態もかまわないと

失態はごまかされていくなんてそれは認めない

自分が認めてなくても社会は普段通り進んでいく

風の針が肌に触れて9月の気温を確認して。

 

現実と非現実の世界の狭間でうろたえる姿とか

夢の世界で現実の世界に戻りたくないと訴えるとか

君だけはずっとそれを一緒に見てきた

手で丸を作って眺めた電子回路。

 

夕立のおかげで洗濯機をまわす機会が増えた。

夕立のおかげで透けたシャツが代りになってくれてあたしの心を誰も見れなかった。

君の心も触れられなかった。

去年は分かっている結末を忘れ無邪気に君の本音に触れまくっていたんだけれど。

 

お風呂場で彼女が言うの

「多分皆がおかしい」

水滴が泡になっていければどんなにいいか

水滴はもっと水滴のままで在り続ける

頬に伝う理由は無邪気に触れた大事な人を納得させられなかったから

手探りで辿って行くのは限度がある。

 

今日は個人的にテストの日だった。

隣で眺めているあなた

「答えのヒントは」

ってそこで唇に指を向けられたってほぼ答えだから!

「逆主権乱用です」

と言いながら答えと思う振る舞いをしてやる

あなたの事が大好きなんです

 

世界地図に線を引いて1日を紛らわす幼き知恵

必須なのは赤道で先ずはそこから描いていく

軌道修正を促すのはまた君?

そんな優しい言い方されてももうあたしは

 

いつかの8月の温度はずっと覚えていて誰よりも伝わっていた

本のタイトルや目次で本を読んだ気になれなくて

本の中身を全部読みそこであなたとの関係が始まる

あたしの12冊の本を全部読んでくれたあなたは

 

 

 

 

 

ニヒル

レールを張っても何も乗せたくない。

そこに寝そべる事も認めない。

飛び越える何て考えは鼻で笑ってしまう。

レールを汗水たらしてその手で作った人とお話しがしたいの。

乗せて別の人に想いが運ばれていくなら愛情だけはこの手に留めて置きたい。

いつもその場に在り続けるのはストイックなあなたの表情。

 

昨日見た夢は想い出せるのに、今日見た夢は今思い出そうとしない。

糸を辿るように後からまた想い出していく。

赤い糸は何処に繋がっているの?

その最終形態の先は誰の指に。

失敗というなのバリアをはって。

 

自分にとって自信を感じられる事をし続けてこなしていったら鮮明に見えてくるから。

難しさを分かっている人こそ急に現れた安易な物事の難を嘲笑っていく。

そうは見えていないふり?いやふりなんかじゃなくてそれをしている時点で本気だったりもする。

素直になれない横顔にため息を何度か。

 

成績トップクラスのあなたと一緒に勉強がしたい

早く他の好きである人の事を忘れてあたしだけを見てくれないかな

「あなたの事が好きなんです」

って紙に書かれたって一生消せないペンで返事をしてやる

いつも使っている消しゴムそれ宝箱にいれて閉まっておこう。

 

山の頂上も好きだけれど山の中間地点で眺める景色も好き

自分の足で歩いてちゃんと意思表示出来ている気がして

想い出すのは1秒前の「あなたと一緒に山にいる」って事ぐらいでも良かったり。

物足りないのは何処かで泣いているあの人を分かってあげられなかった事

そっちに意識が飛んでしまって

 

明日がまた来てしまう事を責め続けた

そんなのニヒルに囚われるなら連れだしてよ

誰もが想像しない結末なんて

きっと結末が分かっているのはあの二人。

だからこの二人はあたしの手で永遠に捕まえている。

 

 

飲み物

あなたの言葉が喉を通る瞬間、全く飲みこめなかった事態を悔しく思った。

飲みこむのはいつもその場の旋律。

戸惑いを見せるあたしの形態にいつも正しい言葉をくれたのはあの人だけ。

正気の言葉はあたしの胸に痛感して現実から遠ざけていく。

寂しいなんて戯言もう通用しない。

あなたとの歪んだ夢のような物語りにいつも連音符としてそこに居続ける。

何処なんて発信したふりをして夕闇の後ろに隠れないで。

もういなくてもいいよ。

振り払う虚無を食べ続けるよりあなたの言葉を感じて満たされたいって何回言えば分かるかな。

管を繋げても繋げても出来あがるのは誰かがやっていたようなまた見る光景。

フラッシュバックしたかと思えばそこに出てくるのはいつものあの人。

この状態でそこに連れていかれても

優位に立つのはミスも微笑みで受け止めてくれる幻であって欲しいと願う想像のあの人。

誰もあの人にはなれないと分かっていた。

正解のドアの道順を最初から最後まで覚えていてその通りに行けば良かったのに、それが見たいがために途中で変な選択をする人もいるけれど、最初から最後まで覚えといて正解の選択肢のドアを開ける方が良いに決まっている。

他の視野より正解のドアを開け続ける方が物事は成り立つのに。

そしてあたしの心臓をこんなにも動かす人は誰なの。

心臓は開けられないよ誰にも。

飲み続けていくと生きている実感がした。

凄く泣いた。

病院の静寂さがあの時を物語っている。

並べた沢山の音を流して合わさった時の音をいつも飲みこんでいた。

 

鳥が先

あなただけに想いを飛ばしたいのに

空を見上げても全然届いていないロケット花火

それならベランダで良い道筋を確認している少年に身を委ねたくなる

そうじゃなくてロケット花火を買う事から始めてないから届かないの

忘れすぎて混合してしまった泥水にまた何かが加わるのはとても悔しい

1滴垂らせばまた色が変わってしまうのは、そんなのは悔しい

変化が無いものも変化が無いと気付いた時点で変化をしてしまう

その微量たる1滴でも見過ごしたくないから全てを消し去って忘れる事を促したい

あなたの想いは見過ごしたくないのに

いつも手をひかれるたびに変わっていく景色にさらに届かなくなっていくのを自覚する

変わらないものそんなの無いよ

認知した時点で様々なものは変わっていく

電車に乗れば自分も動いていくから電車を拒み続けた

それと慣性の法則を理解していない人と話すのが疲れたから拒んでいるの

卵が先か鳥が先かなんて鳥に決まっているじゃん

そういうのは別に会話なのに君からのキスも拒んでいくフェルの便箋

あたしが行く所は幼い頃から知っていたのにいつも疑問に思っていた

受け入れるのはヨーロッパの優しい心を持ったビザを書き続けている人達

雰囲気に流れない存在し続ける地球儀

空を見上げれば空に簡単に手が届きそうな気がして

届きたい所はそこではなく大好きな人の手の中なのに

 

 

教室

宝物を探すためにリスクを背負ってまでも砂場で汚れていく人を、放課後の教室から眺めていた

教室は誰もいないため静寂さが耳にまとわりついて妙な感じがするのでイヤホンで耳を埋めていた

心の隙間はあなたにしか埋められないと分かっていた

急に重低音の気配を感じてそちらに足が動いていく

優しく包むメロディ、あの日の面影の想いを黒板に書き殴った。

 

測るのは脈の音とか周波数とかそういうのじゃなくて

ただあなたが好きだって思いだけで

体温計だってもう測れないぐらいの想いに達していると思う

ヘテロダイン以上の数値

 

黒板に書くのは勿論油性ペンで

「ごめんなさいではすまないよ」

そしてその上に

「めちゃめちゃ好きになってごめんなさい」

忘れられない裏声を想い出して黒板の下でうなだれて、油性ペンをかじってこの時のあたしを耐えたの

 

1年もずっと一緒にいて統計的に大事な所を聞いてこなかったのは君くらいだよ

黒板に書かれた文字はきいちゃったんだけれどな

「それって黒歴史になるから消した方がいいよ」

なんてもう消せないように自ら油性ペンで書いてしまった

科学者さんもっと消せないペンを発明してよ....

 

教室の窓から捨てた数々のプロフィール帳

だって頭の中にいれているし、作ろうと思えば作れるから

 

歪んだものを立て直す作業は疲れない

自分の中の基準を変えていけば世の中が楽に見えてくるのに

それでも諦めきれてない完璧な返答

虚ろな目で言いたげな顔しているならはっきりと何かしら意思表示したら

 

スペクトルが見たいわけじゃない

あなたとスペクトルを共有したいって事

それより価値のある2次元で君の完成系

それより価値のある2次元で君の未完成

ただあなたの手に触れたい

 

教室から眺める光景が変わる日が来なかった

消えないペンを探しに席を立つ日をいつも図っていた

窓の外の風景を見るのが心地よかった、風が肌にあたるのを感じていた。

いつか風の音にさらわれるあたしに何故