ケチャップ

何もない空間。

かろうじて声は出せても、あなたにいつ響くが分からない根拠にうなだれている朝方の叫び

約束をするなら空虚感を宥めないで結論を出して、喉に触れてほしい。

目を閉じさせるアイデンティティなんて誰かの上の空の飛ばした重力に逆らうリンゴの欠片

 

「朝の9時に待っていても誰もこないの」

それは一生誰もこないように感じた

 

壁にかかれている電話番号

同じ痛みを共有したいなんて自己顕示欲何処ろじゃないね

でもその電話番号忘れない

あたしに自己顕示欲を見せないで

自分の中で自分を片づけて

 

あなたの壁にかかれている悲鳴に手を合わせて

「さようなら」

と告げるロートレックがこびりついて消えない無我の意識

またロートレックを開いてく

忘却の歪みに感度がえげつない

 

糸に力を込めれば気持ちよくて何度も糸への手に高揚感を感じる

あなたの糸を触ってあなたにこの高揚感を届けたい

君の行動を責めていく

攻めていくのは生を侮辱した愚かな奴隷達

もう誰も責めないから

 

いくらふざけて笑って、あたしを閉じ込めるなら

あなたがこの世界にいなかったようにしてもいいですか

そしてあたしがあなたから記憶も消していいですか

いつもいいたかった「消えて下さい、あたしから」

いつもいいたかった「忘れないで、あたしの欠片」

 

鍵にロックをしてしまうなら

マックでチーズバーガー頼んでケチャップを舐めて

舌に残るケチャップの味

あなたの温度が残れば味付けも完璧に想ってしまう不可思議な味

事情なんて空虚感を紛らわしているあなたのようで

そこの壁にもたれかかって自分も電話番号を記載して、そこで探すどこかの誰かが探しているリンゴの在りか

 

「朝9時に待っていても誰もこないの」

 

 

鳥・・・・

いつでもとべるなんてアッパーいらないね

あたしはエデンの中で起った感情に祈りを捧げる。

エデンは直ぐ近くにあってそこに鳥を飛ばして、鳥との完璧な距離に活性を

 

ケチャップが口について吸血鬼みたいって

いつになったら、完全に拭えるあなたに出会えるの