14歳のカルテ

彷徨う足取りは覚束ないあなたを探すように

、限度の前で見つけてしまっても、またあなたを見つけるために、頭の地図に正を付け足して歩き続ける

歩く中で連想される物事はゴールのその先


あたしは辿り着いてしまった自分に14歳のカルテを完璧に仕上げてしまう

他の人の完璧の基準を超えてまた鮮明された迷路に挑むあたしに

「覚束ないあなたを含めてカルテにまた付け足しといて、地図を作成して行こうか」

と言うあなたは誰

「もうここで終わり?」

正直、終わりから始まりが見えてもあなたの言葉が終わりを促しているのか

終わりの先の世界を2人で付け足してまた2人で自答を笑いあえたらいいなぁと

効くお薬は所詮あなたが元気に生きているかの結果で、飲み続ける効かないお薬は誰かが盲目の恋をしていて、その盲目を蜘蛛の糸が拐っていく

空から垂らしている蜘蛛の糸を切らないように登っていっても

何処かで地図を見つけて意図に向かって歩く方が安全な気もするけれど

「あなたの事を大切にしたいから、心が慎重に蠢いてしまう」

の言葉ゆえ快楽を味わう言葉をあたしは付け足してしまった

カルテの内容はそればかりになっていき、歩き続ける事よりも、言葉を付け足してばかりでドクターストップがかかるけれど、ストップがかかったら、地下の鍵を探しに皆で言って大胆な行動を取ってカルテにまた付け足されて

処方箋はあなたとあたしに

地下から抜け駆けした

アンジェリーナの口付けした相手は今何処に

忘れられない相手の欲望

全てを振り切ってまた境界線を辿っていく

14歳のカルテには