もう、言わない。

正確にはなれないデーター。
いつも置いてけぼりの華言葉。
コップに注がれる血液。
全部飲みほしちゃう。
だってあなたの血液美味しそうじゃん。
なんてね。

もう、ギブアップしたい。
なんて事はもう、言わない。
もう、言わない。

終わりを教えて。
ずっとこない終盤戦。
あなたの退屈そうな顔を見過ごす人々。
楽しい記憶は脳内に保存している。
いつでも引き出せるように。
嫌な記憶は見逃してあげる。

地下に永久に眠れれば。
水分たっぷりで保存しといて。
あなたが現れた瞬間に起きるかも。
目覚めてよ、過激な想い。
ねぇ、目覚めてよ。

いつもショックで治療する。
診察室は無菌室。
毎回でたらめなカルテ。
病院にいたら実習生が鬱陶しいよ。
先生と2人きりでいいのに。

始まってもいない。
ずっとこない序盤戦。
まだ一緒に遊んでもいないよ。
未知の記憶を発表なんてしない。
現実主義にならないと抹消される。
良い記憶だけ辿る。
現実逃避なんかじゃない。

危機的状況。
それを眺めるもう1人の自分。
責めてくるのは自分。
人って脆いから。

緊迫した空気、嫌いじゃない。
ストックホルム症候群にかかってるんじゃない?
そんなの吐き気がする。
加害者には正しい罰を。
正しい罰を。
ほら、倒れていないで直ぐに立って。
正しい罰を。

リンチで解決。
そんなものでしょう。
言葉で言って伝わらなくてもどかしい。
平和を求める人程、暴力的だ。
何かの力で抑え込むだけ。

誰もいない道を歩く。
少し怖い。
そんな時に手を引いてくれるあなた。
あなたが頼もしいとか言わせちゃう。