演技性

この世の錯覚のようで
失われない、ずっと存在したり
方向性を確認する作業を続けている
そんな経路に佇むの
昔のあたしはずっと内部を見ている
今は外部分の方が大事だとか言ってしまったり
昔のあたしを裏切ったんだね
そこから逃げている
だって飲み込まれてしまったら後戻り出来ないし
大人になったんだって説得する
卑屈を忘れないとか言った癖に
ごめんなさい
あたしは直ぐ裏切るよ
だから、距離を空けていた方がいい
遠くから分析してよ

ここは明晰な世界
ハッキリと浮かび上がる島
独立したアパート
心の声がもどかしい
あなたに認められたい
あなたに一生付きまとわれたい
2階の窓からあたしは顔を出すの
おちても受け止める覚悟は出来ている
だからいつでも飛び込んでおいでよ
僕のお家にあなたを監禁してあげるよ

走っても走っても逃げられない
あなたはいつも頭から消えない
泣きながら笑っていて
そうやって認識しているんだ
その顔をあたしが振り解くの
でもあなたは何度も腕を掴むんだ
離しても離しても何度もあたしを掴もうと頑張るんだ
そんな人が好ましかったんだ
最近はしっかりした行動の心強い説得力が大好きで気になっている
いつもメンタルは大丈夫だよねって言い聞かせる
「そんな人の事を想って僕の事はどうなるの?」

狂気性とか正確性等に好意を向けてしまう
もっとまともな選択を選べよって朝日は言うかもしれない
でも、狂った感覚の中で生きたいんだ
演技性な人格で道路を蹴り上げていくんだ