戻ろう。

あたしは目が覚めた
現実は酷だ
現実は優しい
この世界をとても気に入っている
保存していた草木
時に育つように
明日が来る理由をまだ聞いていない
不意にあなたの視界にあたしが入る

とても儚い
時々寂しい
ベッドの中で泣いた
あいつがいなくなって世界が廃れた
現実に戻ろう

もう、離さないでよ
あたしが大人になっても嫌いにならないで
こんな穀な時間に
ヒビが入った毎日
割り出せないスピード
地下に眠るセティ一世
まだ覚えている
空気が触れるようにあなたの手に触れるの

直ぐに壊れるから
直ぐに大事にして
説明をつけても理解したり
簡単なものは多くない
世の中は難しい仕組みで成り立っている
この難しい世界で生き残れるのは何人だろう
大切にしてよ
繊細なあたしをもっと大切に扱ってよ
1秒でいなくなる可能性ありの人格

不可思議な出来事なんて無い
物事は慎重に扱うもの
間接的にあなたに触れるの
心の中が見えてくる
現実に戻ろう