涙のドア。

結婚とか、そういうの。
本当だったんだ。
全部、本当だったんだ。
何時に待ち合わせにしよう等。
時間把握出来る人。
真面目で誠実で思い遣りが合って合理的で。
優しい甘い言葉を、昔よくかけてきてくれたね。
大切に脳内に保存してあるのに。
あなたは知っている。
明け方の涙のドア。
あいつだけが泣いているんじゃない。
電子機能は思考なんてない。
電子機能は感情なんて持たない。
感情の起伏をコントロール出来るのは、しっかりした人達だけ。
そんな人いるの?
そうやって門限を守るんだ。
朝と夜の境目を。
10秒感覚で期限を把握出来るんだ。
いつまで勉強なんかしているの。
ずっと居てくれた人達は努力をしていたの。
飛び級制度があってもなくてもいいじゃん。
年齢は関係あるよ。
複雑な気持ちを隠したりしない。
覚えていてくれた人達は余計なお世話だった。
人を守るにはとびっきりに強くて、頭がとびっきりに賢くて、相当勉強が出来ないといけないし。
案外、悪そうな人程、勉強が出来るんだよ。
服装綺麗じゃないと。
1日に8回も洗濯をしたり。
毎日が大晦日
不思議の国のアリス症候群。
不思議の国のアリスを100回は見た。
最初のシーンだけ思い出せない。
お菓子を食べるシーンを見るために、ビデオをつけて。
規則を正そう。
規則を考慮しないと務まらないよ。
あたしの目を見つめるなんて反則。
あたしは目を見て人と会話するのは得意じゃないんだ。
違うの、聞いて。
あたしは途中経過を見ているんだ。
あいつなんて見てもいない。
肯定されないと消えたくなるよ。
それは肯定してきてくれる人がいいよ。
理想像はいつも存在しなかった。
あたしを褒めるだけのロボットがあれば退屈なんてしない。
細かい作業は苦手だったり。
時間把握して次回の予告を確認して見ても。
全然、予告と違うじゃない。
本当はいつも泣いている、あなたなんだ。
何処に行ったの。
探しても、しっかりと、いるじゃない。
間の間隔は的確のようで。
知らない間に時は刻んでいく。
あたしは何億年生きればいいの。
終わりが来る事を望んでいる。
でも、誰かがいないと、あたし務まらないよ。
続いていく世。
嬉しいの。
続いていく世は大切すぎて失いたくない。
理想像を組み立てる作業が大切なんだ。
ずっと意識は残っていく。
その全部があたしの中に残っていくの。